ご注意:苦痛・流血をともなう本編の過激描写は、小説としてのフィクションです。
決して人体に試さないで下さい。死亡・大怪我・病気に至ります。



蔦の塔



■四.

 父は十八歳の時、母と結婚した。
貴族の常の、財産契約結婚。
新妻は三十を超えた、固太りの、肩幅のはった、陰気な女だった。
若くて美貌の父が、母を愛さず、ほかに愛人を求めるのは当然だった。
夫の義務として母を懐妊させたものの、跡継ぎのぼくが生まれてしまうと、
それきり完全に母からは脚が遠のいた。
 誰も、父に夫としての役目を果たせとは言えなかった。
父と母の年齢差、容貌の不釣合い。気性の違い。何よりも、父と違い
母は陰湿で怨み深く、感情が岩のように凝り固まった、狂信家によくあるような
歪んだ性質をもった女であったから、父でなくともまともな感覚の男ならば
金を積まれたとしても、母のような女には寄り付かなかったであろう。
 妖婦かそうでないかを決めるのは、その女の容貌である。
もしも母が女としての魅力に溢れていたならば、母はその性格のままに
男たちの上に君臨し、古代の残酷な女王のように、思う侭に振舞ったに
ちがいない。
 しかし、母はそうでなく、醜女であり、醜女として図々しく生きるにしては
生まれが高貴すぎた。
 それでなくとも父は美男な大貴族として女にはまったく不自由しなかったのだし、
母が、その小さな金壷まなこで父の姿をいくら追いかけようが、若い父には
疎ましいだけであったろう。

 遊びなれた貴公子として名をはせたそんな父が、唯一その心を
傾けたのが、母と目と鼻のさきにいる、蔦の塔の中の病の人であったとは
皮肉なことだった。母は、おのれの夫が同じ敷地内に建つ塔に通うのを
見つづけなければならなかった。多くの男たちが、おのれの前を挨拶もなく
素通りし、蔦の塔に吸い込まれてゆくのを、眺めていなければならなかった。
 窓に映る醜悪な女の顔と、塔の二重映しの影のうちに、母は思い知らなければ
ならなかった。愛されている女が、誰なのかを。
 女として最も悲惨な生き地獄に押し込められている蔦の塔の病の人。
ある意味、母はそれよりも、惨めな存在だった。
 夫に完全に見限られ、空閨をかこつ生涯を送るであろう母と、
王侯貴族をはじめとする多くの男たちの性玩具にされ、無条件の服従と
奉仕を強要されている、病の人。館にいるこの二人の女は、どちらも女として
悲惨な境遇にあった。そして妻とは名ばかりな、冷えた寝台で独り怨みの炎を
抱いて過ごす醜い母よりも、父に触れてもらえる夜を持ち、幽閉された日陰の
身でありながらも、汚辱の中で愛する男に愛され、女の性を咲かせている
病の人のほうが、もしかしたら、幸せだったかもしれない。
 そして病の人が、あの塔の中で父の腕に抱かれているところを
夜ごと想像しては、父にとも、女にともつかぬ、あてどない嫉妬を
持て余しているのは母ばかりではなく、ぼくも同様であることを、この世の
誰が知るだろう。

 年頃の貴族の子弟として、十四の頃から、ぼくも人並みに女と遊んだ。
おしのびで下町にあるあやしい娼館に通ったことも、浮ついた貴婦人たちと
彼女たちの夫の公認のもとに、どこかの別荘に数日篭ったこともある。
通過儀礼としても貴族仲間の社交としても、ひと通りの娯楽はこなした。
 父の友人たちが連れて行ってくれた『雄鹿の館』。
そこでは選りすぐりの美しい女たちが男たちに隷属し、その美しい肉体を
供出しているのを見ることができた。
 ぼくには、父母から与えらる潤沢な小遣いがあり、そして美貌の父の
若い頃によく似て、その上母方の血をひいて父よりは少し野性味のある
目をしていたから、たとえ身分の高さを差し引いたとしても、たいていの女は
いくらでも、自由に調達することができた。
 付き合いのある貴族の友人の何人かは、請われるままに、病の人に
引き合わせてやったこともある。
 いくら病の人についての噂をきいていても、ぼくと同年の彼らにとっては
蔦の塔の女とは、年上のすれきった女。
 しかし塔から出ていく時には、きわめて美しい女を自由に苛み、屈服させた
ことへの感動と喜色が彼らの顔に浮かんでおり、ぼくが念押ししたとおりの約束
----病の人は病弱なので、これ以上の客を迎えては壊れてしまう。他の者には
なるべく黙っていて欲しい----を律儀に守り、それからも、時々は
女が歓びそうな土産を片手に、病の人に会いに来た。
 高級娼婦、誘惑のかけ引きを愉しむ人妻、最初こそ少々てこずるものの、
寝所に導けば、あとはお決まりの過程を辿る処女や寡婦。
どのような女も、いかなる性戯も、病の人ほどにはぼくを惹き付けはしなかった。
家同士が決めた許婚の娘と王宮でワルツを踊る時も、ひそかに抜け出した庭園で、
まだ子供のような許婚の唇や、まだ未発達のかたい乳房にさり気なく触れてみる時も、
ぼくの関心はいつも蔦の塔のあの人の上にあった。遊興に浸る間も、ぼくはひと時も
病の人のことを、忘れたことはなかった。
 完全に服従し、ひとかけらの抗いも許されず、与えられるものを命じられるままに
その小さな口に含んだり、大勢の男たちに代わる代わる貫かれている、あの人の
ことを忘れたことはなかった。


 それは、四年前の、嵐の晩だった。
父は王の狩りの供をして王の猟場に出かけており、留守だった。
 十四歳になっていたぼくは、寝静まった廊下を抜けて、星空の下を歩き、
蔦の塔へと向かった。夜にそびえる塔は、凱旋記念の太い柱のようだった。
 その頃にはもうとっくに、病の人は病気などではなく、館の客人たちが
女の上に施していることは医療ではないことも、実地をもってよく分かっていた。
 蝋燭の灯にふちどられた、淋しげな女の顔。少年の深夜の訪れに驚いて、
病の人は椅子から立ち上がった。
「いつものようにやって下さい」
 ぼくはそれだけを言った。手には、鞭を持っていた。
「ぼくに従って下さい。貴女がいつもしていることをして下さい」
 ぼくが訪れた意図を察した病の人は、両手を握り合わせて、助けを
求めるように、ぼくを見た。夜の女は薄い寝巻きを着ているだけだった。
「父は不在です。ぼくの命令をきくのです。----はやく」
 部屋を横切り、ぼくは女の肩を押さえつけて、女に膝をつかせた。
十四歳のぼくはもう、女よりも背が高く、力も強かった。不意にこみ上げてきた
衝動のままに、鞭を振り上げた。犬に対するように、一度だけ女を軽くうった。
頼むから言うことをきいて。
 昔、母から預かった刺繍針を刺した時のように、鞭打たれた女は黙って
震えながら俯いていた。ぼくはせかした。
「はやく」
 戸惑う病の人の頭を掴み寄せて、ぼくは女の顔をぼくのものに押し付けた。
それだけで、全身が燃えるようになった。
病の人の、白く、ほそいあの指がぼくのものに触れた時のことを、ぼくは昨日の
ことのように思い出せる。少年のものを、その唇が、おずおずと含み、温かい
口腔で固くさせ、愛撫してくれた、あの夜の奉仕のことを。
 宮廷の物陰で口淫してくれた貴婦人。或いは、娼家の女の絶妙な舌技。
そんなものよりもはるかにそれは優しく、苦しいほどに甘く、素晴らしかった。
 ぼくはすぐに射精してしまった。あの人の顔と唇に、それが滴り落ちた。
病の人は目を閉じていた。鞭を放り出し、ぼくは病の人に掴みかかるようにして、
その衣を引きはがしにかかった。


 宮廷の若者たちの間で交わされる猥談の内容など、ぼくには
既知のものばかりだった。興味があることはすべて、誰かがぼくの見ている前で
病の人に対して要求し、試し、その効果をみたことばかりだった。
 男の導きに、何度も息を詰まらせ、のけぞりながら悲鳴にも似た切ない
声を放ち、息も絶え絶えに啜り上げている女の姿。友人たちが使ってみて
良かったという淫具や薬も、ぼくが病の人に実験したことばかりだった。
 ぼくは病の人のやわらかな白い乳房と、小さなその乳首を指先で撫ぜながら、
女の耳に囁く。
「怪我はさせません。だから、素直に受け入れて」
 その細い手首と足首を縛り付け、ぼくは飽くことなく、病の人のからだを玩んだ。
 実際、蔦の塔の中には、病の人を『征服』するための、あらゆる淫具が揃っていた。
それらは父が自ら吟味し、女のからだを酷く損なわぬという条件下において
使用が許されているのだった。

 病の人を訪ねる王族は、国王だけでなく、その王子たちも含まれていた。
彼らはまだ幼かったが、王は、王子たちの性教育を病の人を使って行わせた。
病の人とは、彼らが征服するべき象徴であったのだから、当然そうされたのだ。
「王子さま。女体は少しずつ、湯の中でつぼみをほどくようにして愛でるのです。
強く触れるよりも、そのほうが、女の感度が高まるのです」
「こうか」
「もう少し、指を奥へ進めて、手の平を上にして、襞のざらついたところを
掻き出すようにして上向きに擦ります。爪はお立てにはなりませんように」
 国王には、皇太子だけでなく、愛人の生んだ王子が何人もいた。
彼らは、順番に蔦の塔にいる女を訪れて、この国の王の子として、病の人の
肉体を陵辱し、その肉体の隅々を支配した。
 少年王子たちは、してはいけないといわれると、いっそう爪を立ててしまい、
面白半分にひねったり、抓るので、病の人をひどく苦しませた。
「なりません、王子。そこは、女の中でもっとも敏感なところでございます。
脚の付け根にあるその小さな実を弄る時には、体液か唾液をつけて、猫の喉を
さするようにするのです」
「大丈夫なのか? ひどく苦しそうだが……」
「そろそろ頃合でございます。女の喘ぎの変化にご留意を。できるだけ
指をすばやく動かして、表側の肉芽に指を添えながら、思い知らせるのです」
「死にそうな声を上げているが」
「これは殿下のご征服を受け入れ、悦んでいる証でございます。
ご覧下さい、女が陥落いたしました。お見事でした、王子。陰唇を開いて
女の歓喜が滲ませるぬるみをよくご検分下さい。ご休憩をいれましたら、次には
背後からの征服法をお教えいたします」
 年長の皇子たちは父王にならい、その肉棹で女を突き、その精を女の中に
そそぎこむだけでなく、美しい女を虜囚として扱い、奴隷とすることに興じた。
それはまるで、野蛮な国に遠征した王が、敗国の王女の上に君臨するかの
ごとき遊び方であった。
 皇子たちは塔に滞在中、年上の病の人に食事の給仕や夜の伽を命じ、
どんな蓮っ葉な娼婦でも口にできまいと思われるような卑猥な言葉を
羞恥に沈むあの人の唇から言わせたりした。
 奴隷市場と称して、ぞろりと揃った王子とその側近たちの前に病の人は
はだかにされて引き出され、その白くまるい胸や尻に幾度となく辱めの
検分をうけた。あの人がふるえる声で、
「何でもいたします。どうかお命じ下さいませ」
「ご征服下さいませ。もっと辱めて下さいませ」
 突き上げられながら哀願をさせられているのを、何度もきいた。
王子たちは、病の人を可愛がり、繰り返し塔を訪れた。


 いつからその考えが、ぼくの頭に宿ったのかは分からない。
実行できるとも思えぬその計画を夜の夢想の中で履行してみるのは
暗くも、甘い、想像の快感で、頂においてそれは、いかなる快楽にも匹敵する
強い刺戟と、惑溺性を持っていた。
 自室の寝台に横たわり、ぼくは繰り返し、その想念を追った。
母が死ねば、遺される遺産は全て夫である父のものとなる。そして父が死ねば、
その遺産は、ひとり息子であるぼくのものだ。いや、母が死ぬのを待たずとも
父が先に死んでくれるだけでいい。そうすれば、ぼくがこの家の統領となり、
あの蔦の塔の主となるのだ。
 その想像ほど、ぼくを昂奮させ、蔦の塔と離れた自室でぼくを自慰行為に
追いやるものはなかった。蔦の塔の主。ぼくはその響きにのた打ち回るほど
酩酊したものだ。父に代わり、ぼくが、あの美しい人を管理する。
 属領から貢物としてこの国に差し出された病の人は、塔に封印された時、
いったい幾つであったのだろう。子供の頃には分からなかったが、今の
ぼくならわかる。あの人はまだうら若いといっていいほどに若く、そして
七年経った現在でも、その面影は頼りない少女のままだ。閉じ込められた
塔の中で、その羽根を男たちにむしられながら、妖精のように時を止めている。
 蔦の塔の管理人。
しかし現在のところ、それは、父のことだった。
父とぼくは必ず客人があの人を苛むところに居合わせ、その一部始終を見届ける。
病の人の上にあまりにも酷いことが施されようとする時には、すかさず父が、
普段の優美な彼からは想像もつかぬ厳しい声で、威厳をもってそれを中断させた。
 客はいかなる手段でも病の人を征服できたが、病の人の命に危険があるようなこと、
または、著しく苦しめたり、怪我を負わせるようなことに対しては父は決してゆるさず、
毅然たる態度で断固それを阻止した。
「国宝陛下が近いうち、この方の奉仕をご所望です」
 父はそう言いさえすればよかった。
 大切な宝物を磨くようにして、父は病の人を愛した。父は愛していた。蔦の塔の女を。
 ぼくの父は、最初からぼくに一部始終を見せていた。
いかなる場合にもぼくの立会いを遮ったことはなかった。塔の鍵を渡し、いつ
入ってもいいと言った。父はこう言った。
「わたしに何かあったら、お前がこの館と、蔦の塔の主なのだから」と。
 父は、まことの貴族だった。生粋の、貴族の男だった。
どれほど幽閉の女を愛しても、決して見境なく溺れることはしなかった。
女を独占しようとしたり、或いは客に渡すことを惜しんだりはしなかった。
そのかわり、父は最初からぼくを塔の中に入れていた。万が一にそなえて、
後事をたくしていたからだ。父の配慮とは、すなわち、女への父の愛だった。
女というものが愛によって生きるものだとしたら、病の人は父の愛によって
夜露を含む花のように、塔の中で夢のように生きていた。

 その父が、一度だけその冷静を棄てたことがある。
 父はいつも、国王がお見えになるとの報せを受け取ると、自ら病の人に
それを知らせ、そして付きっ切りで、何かをあの人の耳に囁き、その背や手を
優しくさすりながら、まるで外科手術を受ける前の患者にそうするようにして
勇気づけていたのだが、その日、国王は、本当に病の人に対して外科的な
措置をするつもりでやって来た。
「愛いやつめ。今日はとくに可愛がってやろうぞ」
 息も絶え絶えになっている女の陰部を毛の生えた太い指で繰り返し堀り返し、
ねちこく愛撫しながら、国王は連れてきた医師を呼び入れた。
 彼らは病の人を拘束台にうつして、両脚を拡げたかたちで寝椅子に固定した。
病の人はまだ湿っている女陰をひらいた体位で、尻の穴まで男たちに晒された。
 下僕に命じ、幅広の革紐を使って病の人のからだをさらにきつく椅子に
固定しながら、王は口端からよだれを垂らした。王がご使用になった様々な責具を
床から拾い上げて、消毒液で拭っていたぼくは、王がいつもよりもご機嫌であることに
不安を抱いて王を仰いだ。
 王は病の人の頭部にまわり、ぐったりしている女の唇をまくり上げた。
その反対側から、医師は病の人の歯列をのぞきこんだ。医師の後ろに控えた
助手の捧げ持った盆には、やっとこに似た銀色の器具が並べられていた。
「麻酔は与えてはならぬぞ。余が欲しいのは、この者の完全な陥落である」
「歯肉が盛り上がるまで、この方のお口は使えなくなりますが」
「よい。行え。今日のところはまず左右一本ずつだ。なるべく時間をかけてな」
「お待ちを」
 驚いて、父は割って入った。
「今なんと申されましたか」
「余がこの女を征服した記念として、この女の歯を残らず抜歯するのだ」
 王は陰惨な期待に目を光らせながら、だらしなく笑った。
「歯のない女の口淫は最高だというぞ」
 病の人は恐怖に目をひらいて縛られたからだのまま身じろぎした。強調するように
縛り上げられたその乳房を王の手がわし掴んで揉みしだいた。
「麻酔ぬきで歯を抜くのは、大の男でも発狂するほどの激痛とか。さぞやよい声で
よがり泣いてくれることであろうの。余を悦ばせよ。一本ずつ抜いてゆくのだ。
怖いのか? よいよい、処置中は余がそなたを可愛がってやろうから。
気がまぎれるようにここや、あそこをな。そのうちに、歯を抜かれるたびにそなたの
秘処からは、待ちかねた悦びの露が滴り落ちるようにしてやるぞよ」
 王は鼻息を荒くして、唇を舐めた。
「この者の淫穴という淫穴を改造し、調教し終わったら、余の性玩具として
お披露目を行おう」
 それをきいた父は病の人の上に覆いかぶさった。身をもって病の人を庇い、
病の人を抱きしめたまま、父はきつい口調で国王に抗議を申し立てた。
「いったい、いかなる野蛮な作り話を鵜呑みにされましたのか。たとえ一本であっても、
抜歯することで肉体にかかる負担は腕一本、臓器一つを失うのと同じことでございます。
この方はそういった厳しいご処分に耐えるほど丈夫な方ではございません」
 父は、いったいいつ学んだのかと思うほどに、医学にも造詣が深かった。
そんな父に、最初から気が進まぬ様子であった医師も同意した。
「王よ、この方のおっしゃるとおりです。このようにかよわき女性に対して、それは
過酷というもの。歯を一本抜くだけでも、高熱を発し、そこから膿んで、そのまま
死んでしまう者もいるのです。それほどにお口の中への施術は危険でございます。
その間は満足にお食事もとれず、抵抗力が失せ、特にこのような華奢な方にとっては
小さな傷であっても、致命傷ともなりかねませぬ。反対でございます」
「歯のない女の作製は、女を家畜扱いする野蛮人のやることでございます。
王があれらと同様の扱いをこの方になされようとは、情けないことです」
 国王は憤激し、医師と父を交互に怒鳴りつけたが、両者の説得についには
折れて、病の人への抜歯措置を思いとどまり、あしおと荒く医師を連れて帰っていった。
 後にも先にも、父が激昂するのを見たのは、その時限りだった。

>次頁へ>目次へ>topへ戻る

Copyright(c) 2009 Asabuki all rights reserved. inserted by FC2 system